小松左京『日本沈没』展-未来へのヴィジョン-(2013.06.07~10.06)

2013年6月7日(金)~2013年10月6日(日) | 明治大学 米沢嘉博記念図書館

終了しました

小松左京『日本沈没』展

展示概要

『日本沈没』は今年、40周年を迎えます。この作品は1973年に出版されるやいなや、大ベストセラーとなりました。高度に社会的なテーマをSF的視点から示し、広く一般にアピールしたこの作品はSFというジャンルの幅広さや奥深さを提示し、そのファン層の拡大にも貢献しました。二度の震災を経て、そのSF的題材は真に迫るものとなり、そこに織り込まれた「日本とは、日本人とは何か」というテーマも、ますます重いものとなっています。

この展示では、『日本沈没』の生原稿や映像、マンガ、そしてインスパイアされた作品などの紹介を通して、『日本沈没』の問題意識や、未来に投射されたメッセージに焦点を合わせます。小松左京が発足メンバーの一人であった日本SF作家クラブ創立50周年イベントとして、改めて『日本沈没』に向かい合います。

小松左京と「日本沈没」

小松左京は1931年1月28日、大阪府に生まれた。本名は小松実。日本を代表するSF作家。1962年、『SFマガジン』10月号掲載の『易仙逃里記』にてデビュー。京都大学在学中、モリミノル名義でマンガを描いていたなど、その活動は多岐にわたる。

1973年光文社カッパ・ノベルスより刊行された『日本沈没』は、同シリーズ初のミリオンセラーとなる。同年中に映画(監督:森谷司郎[ 本編]、中野昭慶[ 特撮])が公開、翌年テレビシリーズ(TBS系列、全/26回)が放映された。映画には2006年版(監督:樋口真嗣)もある。第二部が2006 年、谷甲州との共同名義で出版されている。パロディ小説『日本以外全部沈没』(筒井康隆)、パロディマンガアンソロジー集『日本ふるさと沈没』など関連作品も多い。

小松の『日本沈没』以外の大規模災害を扱った代表作に『復活の日』『首都消失』などがある。また、自身も被災した阪神・淡路大震災について記したエッセイ等も多く、生涯にわたり災害とそれに立ち向かう人間という題材を追い続けた。2011年7月26日永眠。

関連イベント

いずれも聴講は無料。
※ただし②・③の会場となる当館閲覧室入場に際しては会員登録料金(1 日会員300円~)が別途必要です。(会費についての詳細) また、会場が混みあう場合、入場をおことわりすることがあります。ご了承下さい。

①「日本沈没」映像化への道(6月8日[土])

  • 講師:中野昭慶(73年版、特技監督)・樋口尚文(映画評論家、映画監督)
  • 場所:明治大学 リバティタワー 14階 1143教室
  • 時間:15:00~18:00
  • 聴講料:無料

②小松左京とマンガとわたし(7月20日[土])

  • 講師:とり・みき(マンガ家)
  • 場所:明治大学 米沢嘉博記念図書館2階閲覧室
  • 時間:16:00~17:30 
  • 聴講料:閲覧室入場のための会員登録費(300円~)

③「日本沈没」第2部と、その未来(9月14日[土])

  • 講師:谷甲州(作家/小松左京と共同名義で『日本沈没 第二部』を執筆)・ 森下一仁(作家)、聞き手:乙部順子
  • 場所:明治大学 米沢嘉博記念図書館2階閲覧室
  • 時間:16:00~17:30 
  • 聴講料:閲覧室入場のための会員登録費(300円~)

上記のほかにも関連イベントを準備しております。