国際SFシンポジウム・キックオフのお知らせ

日本SF作家クラブ

終了しました

2013年、日本SF作家クラブは、50周年を記念して国際SFシンポジウムの開催を予定しています!

21世紀を迎え、日本SFがぞくぞく翻訳されるようになりました。翻訳された日本SFはやがて量を質に転化し、21世紀SFに新たな光をもたらすでしょう。

そんな時代にさしかかった今年2012年、川又千秋氏の第五回日本 SF大賞受賞作『幻詩狩り』(原著中央公論社、1984年に現在東京創元社より復刊)がミネソタ大学出版局より"Death Sentences"のタイトルで刊行され、反響を呼んでいます。SFとシュールレアリスムの交点、科学小説と思弁小説の交点を模索するばかりか高度資本主義日本に対しても鋭い洞察を含む『幻詩狩り』が、いま世界SFの文脈で読み直されようとしています。

日本SF作家クラブは、来年2013年に迎える50周年記念の国際SFシンポジウムのキックオフ企画として、このたび『幻詩狩り』英訳者のひとりにして北米における日本研究の旗頭でもあるマッギル大学教授トマス・ラマール氏が来日される機会に、特別シンポジウムを開催することにいたしました。

話題は日本にとってSF翻訳とは何であったか、日本SFにとって翻訳とは何であったか、そしてそもそもSFにとって日本とは何であったかという多様な話題に及ぶ予定です。お誘い合わせのうえ、どうぞふるってご参集下さい。

日本 SF作家クラブ50周年記念・国際 SFシンポジウム・キックオフ
「日本・ SF・翻訳ーー川又千秋『幻詩狩り』英訳を記念して」

日時: 2012年 7月 4日(水)17時開場、 17時30分~19時30分
(時間が変更になりました)
場所: 城西国際大学紀尾井町キャンパス 地下ホール
〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町3-26 地図はこちら
(最寄は有楽町線麹町駅1番出口、文芸春秋社ビルの隣です)
パネリスト: (司会兼講師)巽孝之、(講師)トマス・ラマール、川又千秋、笠井潔、荒巻義雄
使用言語: 日本語
主催: 日本SF作家クラブ
協力: 城西国際大学、株式会社イオ
  (入場無料、予約不要)※途中参加OKです

終了後、午後8時より大学差し向かいのルポール麹町(旧・麹町会館)2階サファイアの間にて、出版記念を兼ねたレセプションを開きます。会費は6,500円です。参加される方は、予約をお願いいたします。

お問い合わせ先 : july4th@sfwj50.jp

※レセプションのみの参加も可能です。


出演者紹介

(司会)巽孝之(Takayuki Tatsumi) 1955年東京生まれ。批評家、慶應義塾大学文学部教授。主著に『サイバーパンク・アメリカ』(勁草書房、1988年度日米友好基金アメリカ研究図書賞)、Full Metal Apache (Durham: Duke UP,2006)、編著に『日本SF論争史』(勁草書房、2000年、第21回日本SF大賞)ほか多数。
(講師)トマス・ラマール(Thomas Lamarre 1959年シカゴ生まれ。日本学者、マッギル大学東アジア学科教授。主著に Uncovering Heian Japan ( Durham: Duke UP, 2000; John Whitney Hall Book Award, 2002)、 The Anime Machine (U of Minnesota P, 2009)など。日本研究誌 Mechademia編集委員。
(講師)川又千秋(Chiaki Kawamata) 1948年小樽生まれ。作家。1971年、評論「バラードはどこへ行くか?」(『 NW-SF』3号)でデビュー。主著に『夢の言葉・言葉の夢』(奇想天外社、1981年)、『火星人先史』(早川書房、1980年、第12回星雲賞長編部門賞)、『幻詩狩り』(中央公論社、1984年、第5回日本SF大賞)ほか多数。
(講師)笠井潔(Kiyoshi Kasai) 1948年東京生まれ。作家。主著に『バイバイ、エンジェル』(角川書店、1979年、第6回角川小説賞)、『機械仕掛けの夢』(講談社、1982年)、『オイディプス症候群』(光文社、2002年、第3回本格ミステリ大賞小説部門賞)ほか。2002年、短篇「エディプスの市」が米国文芸誌 Review of Contemporary Fictionに掲載。
(講師)荒巻義雄(Yoshio Aramaki) 1933年小樽生まれ。1970年、評論「術の小説論」、小説「大いなる正午」で『SFマガジン』にデビュー。第一短篇集『白壁の文字は夕陽に映える』表題作で第3回星雲賞短篇部門賞受賞。1989年、短篇「柔らかい時計」が英国SF誌 Interzoneに掲載。第4回から第7回まで日本SF評論賞選考委員長。

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