第8代会長 夢枕獏
歳月、飛ぶが如し。

歴代会長からのメッセージ

夢枕獏

五〇周年おめでとうございます。

なんとも月日のたつのは早いものです。

現在、SFおよびSF的な発想は、一般小説や小説以外のジャンルに、広く深く隙き間なく浸透して、多くの人が〝SF〟という言葉をあらためて脳裏に思い浮かべることなく、自然にSFを享受している時代となっています。

私自身は、この原稿を書いている時点で六十一歳となってしまいました。五〇周年時では、六十二歳であります。まだまだ書ける六十二歳であります。アイデアそのものは、もう一度生まれかわって作家をやっても大丈夫なくらいありますので、そちらの方の心配はないのですが、問題は、アイデアよりも、書こうという意欲、リビドーの方でしょう。

ともあれ、死ぬまで書き続けてゆくつもりであります。