SF評論集『ポストヒューマニティーズ 伊藤計劃以後のSF』(南雲堂)刊行

限界研 編 | 2013年7月25日発売 | 南雲堂

現代日本SFの特質とは何か!?

SF評論集『ポストヒューマニティーズ 伊藤計劃以後のSF』

〈日本的ポストヒューマン〉を現代日本SFの特質ととらえ、活況を呈する日本SFの中核を担う作家(伊藤計劃・円城塔・飛浩隆、瀬名秀明、長谷敏司、宮内悠介)の作品を中心に論考する

現代日本SFでは以下の主題が数多く扱われている。「人間」「意識」「身体」「情報」「コミュニケーション」「生命」「AI」。これらは、全て、〈日本的ポストヒューマン〉とも言うべき主題の周囲を巡っている主題群である。これらの主題を並べ、その焦点を探るならば、そこには〈日本的ポストヒューマン〉とでも呼ぶしかないものへの探求と思索が見出せる。よって、現代SFを理解することは、「われわれ」が何であり、何になろうとしているのか、その手探りの最先端を知ることになるだろう。(公式サイトより)

書誌データ

  • 書籍名:『ポストヒューマニティーズ 伊藤計劃以後のSF』
  • 著者:限界研 編 飯田一史/海老原豊/岡和田晃/小森健太朗/シノハラユウキ/蔓葉信博/藤井義允/藤田直哉/山川賢一/渡邉大輔 著
  • 出版社:南雲堂
  • 発売日:2013年7月25日
  • 判型/ページ数:四六判上製 448ページ
  • 価格:2,625円(税込)
  • ISBNコード:978-4523265160
  • Webサイト:『ポストヒューマニティーズ 伊藤計劃以後のSF』| 南雲堂(立ち読みあり)

目次

  1. 序論 日本的ポストヒューマンの時代(藤田直哉)
  2. 第一部 日本的ポストヒューマンの諸相
    1. 「伊藤計劃以後」と「継承」の問題――宮内悠介『ヨハネスブルグの天使たち』を中心に(岡和田晃)
    2. カオスの縁を漂う言語SF――ポストヒューマン/ヒューマニティーズを記述する(海老原豊)
    3. 人間社会から亜人へと捧ぐ言葉は何か――瀬名秀明「希望」論(シノハラユウキ)
    4. 肉体と機械の言葉――円城塔と石原慎太郎、二人の文学の交点――(藤井義允)
    5. 新世紀ゾンビ論、あるいはHalf-Life(半減期)(藤田直哉)
  3. 第二部 浸透と拡散、その後
    1. アンフェアな世界――『ナウシカ』の系譜について(山川賢一)
    2. 虚構内キャラクターの死と存在――複岐する無数の可能世界でいかに死を与えるか(小森健太朗)
    3. SF的想像力と映画の未来――SF・映画・テクノロジー(渡邉大輔)
    4. 科学幻視――新世紀の本格SFミステリ論(蔓葉信博)
    5. ネット小説論――あたらしいファンタジーとしての、あたらしいメディアとしての(飯田一史)
    6. 現代日本SFを読むための15のキーワード